安かろう悪かろうなローコスト住宅には要注意

安かろう悪かろうなローコスト住宅には要注意

ローコスト住宅の中には、いわゆる安かろう悪かろうといったものもあるため十分に注意が必要です。本来であれば建築基準法に基づき、十分な強度と安全性を確保しなければならないのですが、悪質な場合にはこの基準を満たしておらずに、将来様々な問題を引き起こすと言うものもあるため注意をしなければなりません。 ローコスト住宅を販売するメーカーは、そのコストを引き下げるために様々な努力をしていることが多いものです。良心的なほとんどの会社では土地の価格の安いところをまとめて購入し、これを生かすことによってコストダウンを図ったり、その設計を画一的にして設計費用を按分して削減するなど、様々な工夫を凝らしていることが少なくありません。このような住宅メーカーの場合には安心して購入することができるため、安かろう悪かろうといった事態にはならないことが多いものです。 これを見極めるためには、それぞれの会社がどのような努力をして低コストを実現しているかを、あらかじめ知っておくことが良い方法となります。

ローコスト住宅の条件とはどのようなものか

ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅と比較して、安い価格で建てられる住宅のことを言います。 では、ローコスト住宅と定義されるにはどのような条件を満たす必要があるのでしょうか。まず一般的な条件としては、広さが35坪程度で価格は1,000万台の住宅が挙げられます。坪単価でいうと、30万円～50万円くらいです。なお、一般的な住宅に坪単価は50万円から60万円なので、低価格であると言えます。他にも、部材や設備の大量一括購入を行ったり、設計・施工のシステムを合理化したり、デザインやプランを限定したものにするなどの工夫をしてさまざまな工程でコストダウンを図って安い価格を実現するという点も挙げられます。自由に間取りを決めたい場合には、凹凸のない四角い間取にし、２階建ての場合には1・2階が同じ面積の「総2階建て」にするという点を満たせばローコストを実現することが出来ます。 このように住宅にかかる費用を抑えることで、その分の費用を子育てなどに使用してお金を有意義に活用することをお勧めします。